平日午前10時から午後5時まで

NPO法人更年期と加齢のヘルスケア

メノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラーの必要性

メノポーズカウンセラー ロゴ

更年期障害の治療のみならず、更年期から生涯にかけてのヘルスケアとなると、その様な概念のほとんどないわが国では、医療の現場ではほとんど実行されていません。

更年期の医療は急性疾患、悪性腫瘍のように直ちに処置しなければならないものもありますが、予防医学的な内容も大きな比重を占めています。骨粗しょう症、心臓血管系疾患、代謝性疾患、物忘れなどに対し、50歳代からの適切なヘルスケアが60歳、70歳以降のQOL(生活の質)に大きな影響を与えることがわかっています。

更年期障害に対しては単に薬物投与だけが治療ではなく、症状にあわせたカウンセリングとともに原因から考えた生活習慣への配慮の重要性を理解してもらい、個人個人にあった食事や運動の具体的な方法を一緒に考えるなど、メノポーズカウンセラーに期待されていることは多くあります。

40~60歳代のわが国の女性医療は臓器別医療が中心といえます。しかし、更年期はからだ全体を各々の症状を考えることが必要であり、老年期への対策をたてる適切な時期であることを国民に知ってもらうことは非常に重要です。この概念の普及にもメノポーズカウンセラーは貢献すると思います。

メノポーズカウンセラーに期待されていること

  • 1:更年期全般について
  • 2:とくに更年期障害についての成因、対応などについて
  • 3:更年期から生涯にかけてのヘルスケアについて
  • 4:医療制度について
  • 5:医療施設(医師)についての情報提供
  • 6:健康法、サプリメントなどについての正確な情報提供など

当会の主たるメンバーである看護師、薬剤師、栄養士、医師などのほか、この領域に関連のあるすべての人(美容師、エステティシャン、スポーツクラブ関係、マッサージ、臨床心理、ジャーナリズムなど)にも、資格の取得は役に立つのではないかと思います。

医療の現場、薬局、保健指導などで更年期女性に接する機会の多い医療関係者にとって、メノポーズ(閉経)に関して正確かつ適切な情報を持っていることは、仕事上大いにプラスになることでしょう。

NPO法人更年期と加齢のヘルスケアへの奮ってのご参加をお待ちしています。

2022年6月1日
2006年4月1日
NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア
理事長 小山嵩夫(こやまたかお)

カウンセラーを受験するには

受験資格は以下(1)~(3)のいずれかです。学歴や職歴によっているわけではありません。

  • (1)過去2年間に取得したメノポーズカウンセラー認定得点が3点以上
  • (2)受験する年のメノポーズカウンセラー認定得点が2点以上
  • (3)受験する年のメノポーズカウンセラー認定得点1点取得しその年の秋の学術集会に参加すること

認定得点とは、当会の会員に対して記録される点数で、学会誌への論文掲載、各種イベントへの参加(学術集会支部・部会メノポーズカウンセラー研修会等)により加点されていきます。
認定得点は「年会費のお知らせ」に記載されております。また、NPO事務局にご連絡していただくことにでも確認できます。

何を勉強して準備すればよいか

テキストについてですが、メノポーズカウンセラー研修会に出席された方は「メノポーズカウンセラー認定試験過去問題と模範解答」をご利用ください。

メノポーズカウンセラー研修会に出席されていない方は下記の図書が推奨されています。
当会では販売はしておりませんので、出版元へ直接お問い合わせください。

  • “女性医学ガイドブック・更年期医療編(日本女性医学学会 編集)”
    金原出版 (03-3811-7184)税込販売価格8,640円
  • “NR・サプリメントアドバイザー(日本臨床栄養協会 編集)”
    第一出版 (03-3291-4576)

余裕があれば、過去の学術誌“更年期と加齢のヘルスケア”に目を通しておけば完全といえます。